私たちは、50年以上にわたり家政婦紹介事業を通じて在宅介護の支援をしてまいりました。ある意味ではご家族の一員のような思いになって、誠実なお世話をさせていただきました。
平成12年の介護保険制度のスタートに合わせて介護保険サービスを提供する会社として「有限会社ウィング」を設立。地域の介護拠点として、訪問介護事業、通所介護事業、居宅介護支援事業、障害福祉サービス事業、家政婦紹介事業(「有限会社ケアサポートみやぎ」として)を行っております。
平成29年には、仙台市太白区のあすと長町にサービス付き高齢者住宅事業をスタートする運びとなりました。
そして、令和4年8月には、有限会社ウィングは株式会社ウィングへ、有限会社ケアサポートみやぎは株式会社ケアサポートみやぎへ商号を変更し、新たなスタートを切りました。
ウィングの理念である「利用者様の立場に立った、思いやりとおもてなしの心」は今までも、そして新しくスタートするサービス付き高齢者住宅事業でも変わらず大切にしています。
そして、ご利用されるお客様に愛される会社になることはもちろん、共に働くスタッフからも愛される会社になりたいと願って頑張っています。元気なスタッフがいるからこそ、お客様に喜んでいただけると思っています。
「わたしの町には、ウィングがあるから安心だね」と、地域の皆様に思っていただけるよう、スタッフ一同日々努力を重ねてまいりたいと思います。
介護に関するご相談などございましたら、お気軽にお電話、お問合せください。
お電話でのお問合せは…
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改めて、ウィングはこんな会社です…
【1】わたしの町の介護拠点になりたい!隣近所の方々、ご町内の皆様の介護のお手伝いから始まって、少しずつご縁が広がっていけば幸せだと思っています。
【2】介護サービスを提供する会社というより、介護というお仕事を通して感動をお届けできる会社になりたい!
【3】利用者様のみならず、働くスタッフも大切な宝物。喜んで楽しく働いていただけるよう心がけていきたい!
第2回「おしゃべりカフェU」を開催!! 2023.10.4
先日までの暑さが嘘のように涼しくなったこの日、あすと浪漫座1Fのカフェに地域の皆様をお招きし、第2回「おしゃべりカフェU」を開催致しました。
今回のテーマは【介護を身近に感じたら。〜介護保険サービスとは?在宅サービス編〜】といたしました。第1回のおしゃべりカフェに出席された皆様からのアンケートで、最も関心の高かったテーマが『介護保険サービスの内容について』だったので、今回はまず、在宅サービスについての基本をお伝えすることといたしました。
平成12年に介護保険制度が始まり、20年以上が経ちましたが、幾度となく制度の改定があったり、毎年のように細かい変更があったりするので、現在の介護保険のしくみを正しく理解されている人は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、介護保険のしくみ、手続きの方法、受けられるサービス、気になるけれどなかなか聞けない料金の話まで多岐にわたりました。
参加された皆様は熱心にメモを取り、うなずきながら聴いておられました。
「資料がとてもわかりやすかった。」「詳細な内容でとても参考になりました、次回もぜひ参加したい!」と喜んでいただけました。
また、講演後は本格的な淹れたてのコーヒーを味わっていただき、「こんな素敵な空間でおいしいコーヒーが飲めて嬉しいです。」と、大好評でした。
コーヒーを飲みながらも、ケアマネージャーに積極的に質問をされる姿から、介護への関心度の高さを伺い知る事ができました。
次回は、「施設サービス編」と題して行う予定です。更に皆様にご満足いただける内容で開催したいと思います。ぜひお気軽にご参加ください!!
2023年 長町駅前の町内清掃! 2023.6.25
ウィングが長町に本社を移転してから毎年行ってきた町内の清掃活動も今年で19年目となりました。ウィングがある長町駅前町内会の一員として年に2〜3回行われる町内清掃活動に参加してまいりました。
今年度の第1回目の町内清掃は、6月25日(日)の早朝6時30分から。早朝と言えども、やはりこの時期はさすがに暑いです。ピンク色のウィングのエプロンをした私たちのお掃除担当エリアは、いつのまにか長町駅前の歩道ということになっていて、歩道脇に生えている雑草を抜いたり、タバコの吸殻を拾い集めたり、30分も作業をすると全身汗だくになるほどです。
町内会の皆様ともすっかり顔なじみになってきて、いろいろな方から気軽にお声がかかったりします。町内の皆様からすれば、いざ介護に困った時にはこの人たちに相談すればいいんだね、という安心感が広がってきているように思えます。
これからもウィングが「わたしの町の介護拠点」として地元地域に定着していけるように、こうした町内活動に積極的に取り組んでいきたいと思っています。
厚生労働大臣賞を受賞しました 2022.6.16
日頃より、皆様には大変にお世話になっております。
泣Eィング並びに泣Pアサポートみやぎの代表取締役である高橋一成が、このたび、数十年にわたる民営職業紹介の事業運営の功績が認められ、厚生労働大臣より表彰状を受賞致しました!
ここまで会社が持続・発展して来れたのも、日頃より支えてくださっているスタッフやヘルパーの方々、弊社サービスをご利用頂いている利用者の皆様のお陰です。心より、御礼を申し上げます。
この度の表彰に感謝しつつ、私たちはこれからも、益々発展し皆様に愛される会社となってゆけるよう、精進して参ります!
2022年 町内清掃! 2022.6.12
町の清掃で心も綺麗に!2022年6月12日、長町駅前町内会の町内清掃にウィングのスタッフ一同も参加致しました。
ウィングも長町に来てから、早いもので18年が経ちました。日頃お世話になっている長町の皆さんのためにも、早朝から雨にも負けず、真心をこめて清掃させて頂きました。
一致団結して取り組んだことで、スタッフ同士の絆も心なしか深まったようです!
「第7回おしゃべりcafe」開催!2016.11.26(土)
本年最後の開催となる第7回おしゃべりcafeを開催しました。
今回のテーマは『感染症の予防と対応』です。
今年は例年に比べて冬の到来が早い気がします。
そのためか全国的にインフルエンザの流行がもう始まっているようです。
そこで今回はデイサービスに勤務している看護師の城守さんを講師にお迎えして、感染症予防について学んでみました。
感染症の代表的なものに、インフルエンザとノロウィルスなどがあります。
どちらもウィルスが原因で感染拡大してゆくやっかいな病気です。「細菌」と「ウィルス」の違いをよく理解し、自分の体内に入り込まないようにしっかりと予防することの重要さを改めて確認することができました。
予防に最も効果的な方法が手洗いとうがいです。
今回は正しい手洗いの方法をDVDを見ながら、普段なかなかできていない正しい洗い方を身につけることができたようです。
今年のおしゃべりcafeは第7回で最後となりますが、明年からは装いも新たに、現在建設している「あすと浪漫座」が完成後にそちらの会場で引き続き開催していくことといたします。
来年もまた「おしゃべりcafe」をよろしくお願いいたします。
「第6回おしゃべりcafe」開催!2016.9.24(土)
第6回おしゃべりcafeを開催しました。
今回のテーマは『ご自宅を過ごしやすくする様々な工夫』です。
潟tロンティア様にお越しいただき、住宅改修や福祉用具についてお話しをしていただきました。
住み慣れたご自宅で安心して暮らしていくための住宅改修のヒント教えていただいたり、お持ちいただいた手すりを実際に握ってみて、材質や太さなど確かめたりと今後に生かせる内容となりました。
住宅事情や生活スタイル、お身体の状態は人それぞれですが、今は様々な状況に最適な福祉用具・住宅改修があり、選択の幅が広がっていることを感じていただけたかと思います。
おしゃべりcafeも6回目となりますが、介護の世界にはいろいろな専門家がいて、困ったときには相談できる人を見つけることが一番の近道であることを感じました。おしゃべりcafeがその架け橋となれるよう今後も継続してまいります。
次回もたくさんの方とお会いできるのを楽しみにしております!
次回は、 皆様のお越しをお待ちいたしております。 |
「第5回おしゃべりcafe」開催!2016.7.30(土)
第5回おしゃべりcafeを開催しました。
前日に梅雨明けし、いよいよ夏本番!本日も30度を超える暑い中、たくさんの方々にいらしていただきました。
今回のテーマは『高齢者の食事について』です。日清医療食品様、小田島アクティ様、キッセイ薬品工業様にお越しいただき、介護食や高栄養のお食事についてご紹介していただきました。そして実際に、介護食や宅配弁当の試食が行われました。今日は土用丑の日ということもあり、鰻のムースもありました。
かすかな鰻味を舌で感じながら、皆さんそれぞれ感想を持ったようです。宅配弁当は、想像していたよりも美味しかったようで、あちこちから「美味しい!」との声が上がりました。介護職や高栄養食、宅配弁当等、昔に比べ技術も味も向上したそうです。今すぐ必要ではなくても、こういった物があると覚えていただくだけで、必要になったとき、必要な人がいるときに一つの選択肢として活用していただければとのお話でした。
「高齢者の食事について」皆さんで楽しく、にぎやかに学んだ時間となりました。
今日は最後に、ピアノリサイタルのおまけ付きです。「川の流れのように」など、お馴染みの曲の演奏に思わず口ずさむ方々も…。最後は「ふるさと」の大合唱で本日のおしゃべりcafeは、終了となりました。
「初めてきたけど楽しかった!」とおっしゃってくださった参加者の方もいらっしゃいました。
毎回のご参加でも、初めてのご参加でも気にせず楽しめる内容となっております。
次回もたくさんの方とお会いできるのを楽しみにしております!
次回は、 皆様のお越しをお待ちいたしております。 |
「第4回おしゃべりcafe」開催!2016.3.26(土)
第4回おしゃべりcafeを開催しました。
今回のテーマは『ご自宅でもできる介護予防体操』です。
いつもとすこし雰囲気を変えて、体験型のおしゃべりcafeです。
まずはセルフチェック!「片足立ちで靴下がはけない」「階段を上がるのに手すりが必要である」など・・筋力がおとろえていないか、転びやすくなっていないか確認です。そして、足のセルフマッサージやセラバンドをつかって上半身の運動、ボールを使って下半身の運動などを行いました。もちろんご自宅では、タオルやクッションなど身近な物を利用して同じ体操ができます。
体の次は、頭の体操!画像が徐々に変化していくポイントを見つけます。皆さん前のめりに画面を見つめ、真剣です。
わかっても、わからなくても考えることが、脳の活性化につながります。体と頭の体操でしたが、この時間のなかで、全員そろって「1、2、3、…」の掛け声や、答えが出た時の感嘆の声。声を発することで気持ちもほぐれ、すこしだけ心の体操にもなったように感じました。
終了後は、時間の許す限り、おしゃべりcafeタイム。来年開設される「浪漫座」の話や皆さんが興味をもたれている話と、あちらこちらで会話がはずんでいるようで、終始笑顔が溢れた、なごやかな時間となりました。これからも、もっともっと皆様に「気兼ねなくおしゃべりして、たのしい時間を過ごすことができる場所がある!」と思っていただけるような“おしゃべりcafe”を作っていきたいと思っています!
次回は、 皆様のお越しをお待ちいたしております。 |
「第3回おしゃべりcafe」開催!2016.3.26(土)
第3回おしゃべりcafeを開催しました。
回を重ねるごとに参加される方が増え、今回もたくさんの方々が足を運んでくださいました。
今回のテーマは『これからの高齢者の住まいあれこれ』です。
ご自宅で生活する方が利用できる介護保険サービス、様々な事情でご自宅で生活できなくなった時に利用する各種高齢者施設や高齢者住宅について学びました。
皆様が耳にされたことがある短縮言葉“特養”や“老健”“サ高住”などがよく理解できる内容となりました。
皆様の質問の中から、様々な情報を知りたい、そしてその中からご自分にあったもの、より良いものを選択したいという思いを感じました。
一方で、情報を知り得る場があまりないというのが現状のようでした。
“おしゃべりcafe”では、皆様の「知りたい!」にお答えできるよう、そして気軽に立ち寄っていただき、おしゃべりができるような「場所」を目指していきたいと思っております。
次回は、 皆様のお越しをお待ちいたしております。 |
「第2回おしゃべりcafe」開催!2016.1.30(土)
第2回おしゃべりcafeを開催しました。
前夜から降り積もった雪がとけはじめ、足元が悪いなか、たくさんの方々が参加してくださいました。
今回のテーマは『認知症について』
認知症の原因となる病気やそれぞれの症状を学んだり、認知症予防としてデイサービスで取り組んでいる脳を使いながらの運動を実際にやってみたりと内容は盛りだくさん。
後半では、認知症の方の気持ちを少しでも理解し寄り添えるよう、映像の視聴も行われました。限られた時間の中ではありましたが、皆さんそれぞれに感じ、考える時間となったかと思います。
ご自分の将来、ご家族の将来を考えていく上でも介護の情報を知りたいと思っていらっしゃる方がまだまだたくさんいらっしゃると思います。今後もそんな方々のお役に立てるような情報をお届けしていきます。
次回は、 皆様のお越しをお待ちいたしております。 |
「おしゃべりcafe」オープン!
気になっているけど聞けない介護の事…。 地域の皆様が、気軽に集い、おしゃべりできる場所をオープンしました。 お茶とお菓子を用意して、皆様のお越しをお待ちしております。 |
第1回おしゃべりcafeを開催しました。
今回のテーマは『変わってゆく介護保険制度』
皆さんが、聞きたいこと、知りたいことを伺いながらお話は進みました。
真剣にお話を聞いていただいたり、リラックスしておしゃべりしたり・・・。
あっという間の時間でした。今後に不安を感じていた方が、「安心して相談するところが見つかった。」と笑顔で帰られました。「次も来るからね!」と言ってくださる方もいました。
ウィングは「わたしの町の介護拠点」のキャッチフレーズのもと、これからも地域の皆様に役立つ介護の情報をお届けしていきたいと思っています。
●第2回「認知症について」
平成28年1月30日(土)14:00〜15:30
●第3回「これからの高齢者の住まいあれこれ」
平成28年3月26日(土)14:00〜15:30
皆様のお越しをお待ちいたしております。
ウィングビルの向いの駐車場に、ウィングの看板が立ちました!
とても大きく、目立つものになっています。今まで、うまくご説明できなかった当社の 場所がわかりやすくなりました。ウィングにいらっしゃる方は、この看板を目印にいらしてください。 |
名取市熊野堂にも、デイサービス「うさぎ座」の看板が設置されました。
【(有)ケアサポートみやぎ創立50周年】
【デイリゾートスカイウィング長町開所10周年】
記念祝賀会 2014.11.13
昭和39年 泣Pアサポートみやぎの前身である、宮城家政婦紹介所開業
平成11年 泣Pアサポートみやぎに社名を改める
平成12年 介護保険の事業所、泣Eィング開業
平成16年11月には、現在の長町に移転し、新たにデイサービス「デイリゾート
スカイウィング長町」がオープン。
それから、あっという間の10年・・・。
泣Pアサポートみやぎは創立50周年を迎え、デイリゾートスカイウィング長町は開所10周年を迎えることとなりました。
そして本日、記念祝賀会を開催いたしました。
ご出席いただいたのは、デイサービスでいろいろな方面から盛り上げ、ご協力をいただいているボランティアの先生方。そして、雨の日も風の日も晴れの日も雪の日も、あの大地震の直後でさえも、毎日毎日懸命に頑張ってくださっているケアサポートみやぎのケアワーカーさん、ウィングのヘルパーさん達。 尊敬の念と感謝の気持ちを込めてお迎えいたしました。
記念式典での様子
ケアワーカーさんの祝辞には、先代会長の真心が感じられるエピソードが出てきます。
今回、50周年・10周年のあゆみとして作成された映像の中には、ケアワーカーさん、ヘルパーさん、ボランティアの先生方、スタッフ、利用者様のたくさんの笑顔があふれていました。
宮城家政婦紹介所に、ケアサポートみやぎに、ウィングに、先代の会長から引き継がれてきた「まごころ」が、たくさんの人の中にしっかりとしみこんできていると感じました。
50年の歴史、10年の歩みとたくさんの思いを感じながら、第1部記念式典は終了となりました。
そして第2部の祝賀会は、この時間をとにかく楽しんでいただこうと「仙台ジュリー・沢田研史 ライブショー」を開催致しました。
歌う!叫ぶ!盛り上がる!手をたたく!踊る!・・・と言葉では言い表せないぐらいの大盛りあがり!
皆さんの笑顔、「楽しかった」の一言に、元気を届け、リフレッシュしていただけたと感じました。
明日から、また日常がはじまります。
東日本大震災を経験した私たちは、いつもと変わらない日常の大切さを知っています。
ケアワーカーさん、ヘルパーさん、ボランティアさん、スタッフそして私たちの支えを必要としてくださる多くの利用者様の幸せのために一丸となって今後も努力を続け、「まごころ」をお届けしたいと思います。次の10年に向かって・・・!
がんばろう宮城 応援コンサート
2011.3.11に発生した東日本大震災により大きなダメージを受けた方々が少しでも元気になって欲しいという思いから始まったウィングでのライブコンサート。音楽を通して「共に楽しく 元気に!」という趣旨に賛同していただく方の輪がどんどん広がり、地域の皆様に安心とパワーをお届けするという私たちの願いが実を結んでいます。
【第1弾】2011.05.12 なつかしのフォークライブ
2011年3月11日に発生した東日本大震災と、それに続く4月7日の大きな余震により被害に遭われた皆様方に対し心よりお見舞い申し上げます。3月11日の地震発生時には大勢のデイサービス利用者様がいらっしゃいました。激しい揺れにもかかわらず、パニックにもならず皆さん実に落ち着いて行動していただきました。お陰様で当日ご利用されていた方も、ご自宅にいらした方も含めて全員無事で乗り切ることができましたことが何よりの幸いでした。
ライフラインも止まってしまい、ガソリンの確保もままならなくなり、その間デイサービスはお休みせざる負えませんでした。再開をしてお元気に集った皆様のお顔を見るだけで嬉しくて目頭が熱くなりました。
そんな皆様を少しでも元気にしたい!という想いから「がんばろう宮城!震災復興応援コンサート」を開催いたしました。
聞いてくださった皆様に少しでも元気が届いたかな?と思っていたら、先日地元の河北新報紙の声の欄に次のような投稿があり感動しました。これからも皆様のお役に立てますよう頑張っていきたいと思います。
東日本大震災が起きてとうに2カ月以上過ぎたが、一向に地震は落ち着きそうにない。そんな中、私が利用している仙台市のデイサービスセンターで、先日コンサートが開かれ、主催者から「災害にめげず頑張ってください」と励まされた。
会場には「がんばろう宮城応援コンサート」の文字があり、ボランティアの方々が10曲ほど演奏してくれた。坂本九さんが歌った「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星を」は、私も心ゆくまで歌った。
ここには、震災が起きてから多くの人々から励ましの言葉や支援の品々が届けられている。
このコンサートに参加して考えさせられたことは、被災された方々に私がしてやれることは、どんなことがあるだろう、という事だった。私はこの日のコンサートに元気づけられ、互いに助け助けられて明るく力強く生きようと決心した。
帰宅して夫にコンサートの様子を話すと「そうだな、俺にもできることは」と、言葉を詰まらせていた。
(河北新聞 「声の欄」 より)
震災で傷ついてしまった社長のギター。この日のために修繕して見事に復活! |
「見上げてごらん 夜の星を」「上を向いて歩こう」など、皆さんの心の奥に宿る聴きたい・唄いたい日本のメロディを堪能していただきました。 |
【第2弾】2011.08.20 ウィング演歌の花道
デイサービスを利用されている皆さんは、カラオケが大好きです。
いつもそれぞれの18番を気持ちよさそうに歌っています。
そんな演歌好きの皆様のための、素晴らしいショーをご用意しました。今回の東日本大震災で被災しながらも多くの方々に歌で元気を与え続けている石巻の演歌グループ「石巻・唱友会」の皆様をお招きして、「ウィング演歌の花道」が実現。
北島三郎、鳥羽一郎、水前寺清子と演歌の大御所の歌が次々と飛び出し、圧倒的な歌唱力に大満足でした。
プロ顔負けとは、まさにこのことを言うのかと思うほど”うまい!” |
目の前で北島三郎が唄っているようだ! |
【第3弾】2011.11.21 シャンソンをあなたに・・・
シャンソン歌手・白木ゆう子さんをお迎えして
東京在住のシャンソン歌手である白木ゆう子さん。長野オリンピックの時には白馬東急ホテルにて、海外の要人や皇室の前でシャンソンを歌い、奈良薬師寺や中宮寺観月会にて奉納コンサートを企画し、サントリーホールでは、フランスの著名な作曲家でありシャンソン歌手でもある、あのシャルル・ヂュモン氏と歌い、世界一周クルーズ船である「はしふぃっくびいなす」に乗船し、シャンソンとスクリーンミュージックを歌うなど全国・全世界をかけて活躍している素晴らしいシャンソン歌手である。
今回は、その白木さんをわがウィングにお迎えしての応援コンサートが実現しました。
デイサービスの利用者様の他に、地元町内会の皆様、そしてあすと長町仮設住宅に居住する被災者の皆様にも多数ご参加いただいて、熱気あふれる会場になりました。
映画音楽「タイタニック」のシーンから。船上で両手を広げるあの名場面が思い起こされる。 |
一人一人に語りかけるように優しく歌うシャンソンの調べ。気分はパリの街並みを歩いているよう・・・ |
”素敵な歌に酔う”というのはこんな気持ちなんだ、という不思議な感覚でした。
こんな時間がずっと続けばいいなあ、と思えるような心地よさ。白木さんの優しい気持ちが会場を包んでいきました。
スタッフも一丸となって準備。手作りの横断幕も完成し、設営作業にも力が入る。 |
フィナーレは、みんなで「見上げてごらん夜の星を」を歌いました。 |
【第4弾】2012.01.07 新春ロックコンサート
復興元年となる2012年の年頭を飾ったのは、「てっちゃんバンド」の皆さんによるロックコンサート。6人編成のバンドメンバー全員が、なんと学校の先生や教頭先生でした。
普段はヘビーロックを中心に練習されているようですが、高齢の皆さんにも喜んでいただけるように演歌の「雪国」や名曲「北国の春」をロック調にアレンジして演奏していただきました。元気のいい新年のスタートが切れました。
学校の先生とは思えないくらい熱く熱く歌いあげていく姿に、会場から「イエイ!」の掛け声が連発! |
女性のツインボーカルで「恋のバカンス」を熱唱。ダンスパーティーになりそうな楽しいライブでした。 |
【第5弾】2012.0124 新春フラメンコ&シャンソンライブ
昨年、ふとしたご縁で知り合った地元・長町在住のフラメンコグループ”グルーポ・ナオダ”の皆さんによる生のフラメンコショーが実現しました。日本に来てまだ3ヶ月足らずのイケメンのフランス人のダビットさんがフラメンコギターを奏でながら愛の歌を熱唱すると、奥様である尚美さんが情熱のフラメンコダンスを踊ってみせる。パーカッションも加わって感動のステージとなりました。
「目の前でフラメンコを見たのは生まれて初めてだー」と、ほとんどの方が初体験の感動に包まれていました。 |
本物のフランス人ダビットさんによる本場のギターとシャンソン。ライブの途中で、観客から仙台弁を教わったり、なごやかなライブになりました。 |
【第6弾】2012.0222 砂野博明アコースティックライブ
地元・太白区長町に住んで、仙台を拠点に音楽活動を展開している砂野博明さん。ギタリストでありシンガーソングライターでもある砂野さんは、現在34歳。187cmの長身とロングヘアーのいかしたスタイルで、甘く、切なく、メッセージ性の強い、心に響く歌声を届けてくれました。
これから羽ばたいていく若いアーティストを応援しようと、各方面から大勢の方が応援に駆けつけてくれました。「楽しいステージを」という砂野さんの思いが伝わり、会場が一つになって感動のライブになりました。
ソロで歌ってくれた「イエスタデイ」「愛の讃歌」とオリジナル曲の「一本道」。 |
今回、砂野博明ライブのバックバンドをしてくれたのは、鈴木利秋・飯田昭彦・高橋佳代と社長のスーパーウィングバンド。 |
【第7弾】2012.0329 創作太鼓集団「鼓逢(こほう)」による和太鼓ライブ
仙台を中心に、各種のイベントやお祭り、結婚式などファンの皆さんのご依頼に応じてどこへでも駆けつけて見事な太鼓パフォーマンスを見せてくれるのが「鼓逢(こほう)」さん。今年のお正月に、とあるイベント会場でお知り合いになれたのがきっかけで今回のライブの実現となりました。
通常、和太鼓の方々は男性が中心で筋肉隆々の肉体美と共に力強い太鼓の響きというイメージが強いのですが、鼓逢さんは女性だけの構成で太鼓の種類もさまざま、衣装も女性特有の柔らかい、民族衣装的な雰囲気をかもし出しています。その演奏は時には激しく、またある時には草笛のやさしい音色に包まれて静かに心に語りかけ、変化に富んだ圧巻のステージが繰り広げられました。
1曲1曲の演奏に拍手と歓声が切れ目なく沸き起こり、聞いている観客が感動し、その感動が演奏している鼓逢の方々に伝わり、さらにエキサイティングなステージを作り上げていくという、まさに会場が一体となったすばらしいライブでした。
今回は柔らかい民族的な衣装に包まれた6人のメンバーによる力強い太鼓のパフォーマンスが繰り広げられました。会場は終始大盛り上がりでした。 |
合間に草笛を使ったやさしい音色の演奏なども交えていただき、「川の流れのように」などみんなも知ってる曲もたくさん演奏していただきました。 |
【第8弾】2012.0424 「ふたたびシャンソンをあなたに・・・」
シャンソン歌手・白木ゆう子さんのシャンソンライブショー
昨年の11月にウィングにて初めてボランティアライブをしていただいてから、白木ゆう子さんとは旧知の友人のように親しくしていただき、今回ふたたび仙台においでになっていただくことになりました。
白木さんは、今年の3月11日、東日本大震災からちょうど1年目にあたる日に、東京世田谷の成城ホールで「チャリティーライブ」を開催されました。ご自分で宮城の被災地を見て回った実感を東京の多くのご友人に話され、支援の輪が広がり、チャリティーライブには大勢の方がお見えになりました。
仙台からウィングのスタッフも参加させていただきました。その時に集まった支援の募金を携えて、再びウィングに来ていただき、大盛況のシャンソンライブとなりました。
参加されたお客様一人一人に語りかけるように優しく歌声を届ける白木さん。 |
時にはピアノの弾き語りで、叙情たっぷりの愛の調べを綴っていく。贅沢な時間が流れる。 |
デイサービスの利用者様に加えて、ご家族様やあすと長町仮設住宅にお住まいの方々、そして地元ご町内の皆様やお世話にな っているご友人の方々など大勢のお客様の輪の中で、温かいふれあいあふれるライブが始まりました。
童謡メドレー、ピアノの弾き語りによるシャンソンの名曲、そして「風と共に去りぬ」のスクリーンミュージックなど魅惑の歌声にうっとりと聴き入っていました。最後にはウィングスーパーバンドと共に「なごり雪」「上を向いて歩こう」を全員で歌い上げ、感動的なシャンソンショーとなりました。
ウィングスーパーバンドとのコラボで「なごり雪」と「上を向いて歩こう」を全員で歌いました。 |
場内からのアンコールに応えて、最後の曲を歌う。惜しみない拍手がいつまでもつづいていました。 |
【第9弾】2012.0523 「仙台のジュリー on ステージ」
仙台ジュリーこと沢田研史さんのライブショー
60年代〜70年代にかけて一世を風靡したGS(グループサウンズ)の中でも、ひときわ輝いていた人気バンドのザ タイガース。
ヴォーカルのジュリーこと沢田研二はいつも熱狂的なファンに囲まれていた。当時の熱い熱いライブステージが今回ウィングに復活。
仙台のジュリーとして仙台、東北を中心に各地でイベントやライブを開催。顔もそっくり、歌もうまいしジュリーの声そのまま、仕草もまるで本人のように振る舞う。当時のタイガースや沢田研二に酔いしれた熟年世代に徐々にファンが広がりはじめている。そんな沢田研史(けんし)さんがウィングの「頑張ろう宮城 応援コンサート」に来てくれた。
「時の過ぎゆくままに」で始まったステージは、「えー!似てるー」「歌も沢田研二そのものだ!」と、驚きとともに一気にヒートアップしていった。2曲目の「危険なふたり」になると、場内から「ジュリー!ジュリー!」の声援があちこちから飛び交った。
軽快なMCのあと、いよいよタイガースのメドレーに。「君だけに愛を」「僕のマリー」「銀河のロマンス」「モナリザの微笑」とヒット曲が次々と出てくる。観客の中には手をたたきながら拝んでいるような人も。
「シーサイドバウンド」になると踊りと共に会場が一つになった。
”歌まね”とか”そっくりさん”とかの範疇をはるかに超えた仙台ジュリーのライブショー。本人は身も心もすっかり沢田研二になり切っている。芸名も”沢田研史”。中学時代からタイガースの歌まねをやってきて、周りからももてはやされた。趣味でジュリーの歌まねを40年近くも続けてきたが、2年前に”これで生きていこう”と決意。東日本大震災の復興にも被災地を飛び回り元気を与えてきた。
タイガースの歌に続き、沢田研二のバラード曲「君をのせて」を歌いながら観客全員と握手。本物のジュリーに握手してもらったと思って感激している人も半数以上いたのではないだろうか。
最後の曲「勝手にしやがれ」が歌い終わっても興奮は冷めやらず、アンコールの大合唱。アンコール曲は「TOKIO」。それでも誰も帰ろうとせず再びアンコールの嵐。「あなたに今夜はワインをふりかけ」を最後に、名残惜しい仙台ジュリーのライブの幕がおりた。
【第10弾】2012.0623 「フィルハーモニックアンサンブル”概(おおむね)”コンサート」
仙台で吹奏楽をこよなく楽しんでるアンサンブル楽団がいる。”おおむね50才代を超えた奏者によるチーム編成”なので、楽団名を”概(おおむね)”と名づけたという。
中には今年90歳になる日本で指折りの名ジャズクラリネット奏者の伊藤先生をはじめ高齢の方々が活き活きと往年の音色を響かせてくれる。
なんとも温かみを感じ、聴いているこちら側も一緒になってコンサートの雰囲気を作り上げていく、そんな心なごむひとときを与えてくれるのが"概”のコンサートである。
土曜日に行われた今回のコンサートは、22名のメンバーによる迫力満点のライブとなった。オープニングの行進曲に続いて、誰でも知っている「サザエさんのテーマ」が演奏されると、観客からは笑顔とともに歌を口ずさむ姿があちこちに。場内は徐々にヒートアップしてきた。
第2部は、趣きを変えて、ジャズクラリネット奏者の伊藤正先生を中心にしたジャズのスタンダードナンバーのアンサンブルコンサート。
「すずかけの径(みち)」「アニーローリー」「峠のわが家」と、曲が流れると誰しもが「ああ、あの曲ね」と心のどこかにしまっていた名曲の調べにうっとりしている。90才とは思えない見事な演奏に「ブラボー!」コールが飛び交った。
第3部は再び全員での演奏に。「笑点」のおなじみのテーマ曲。「プカップカッ」というコミカルなラッパの音とともに、まさに「笑点」のおおぎりがこれから始まるような演奏に一同大盛り上がり。そして最後は美空ひばりさんを偲んで「川の流れのように」を皆の大合唱の中で元気に演奏していただいた。
盛大なアンコールの掛け声に応えて「行進曲 海兵隊」が勇壮に奏でられる。曲の強弱に合わせて観客の手拍子も微妙な強弱で応酬し、まさに会場一体のフィナーレとなった。これほどの大所帯のバンド編成をお迎えしてのコンサートに、デイサービスの利用者様やそのご家族様、近隣の皆様それぞれ本当に満足な表情だったことが印象的だった。
【第11弾】2012.0720 「ウィング演歌祭り = 演歌の花道2」
港町石巻から、またあの演歌の軍団がやってきた。その名も轟く「石巻・唱友会」だ。昨年の夏、震災の被害に心沈む私たちに圧倒的な迫力の歌声で元気をくれた。あれから一年、再びウィングの演歌祭り「演歌の花道」が開催された。
震災復興への道は未だ遠く、特に津波被害の大きかった石巻地域の復興は容易に進展していない。しかし、彼らはたくましい!大好きな歌を歌いながら、「俺らも頑張るから、一緒にがんばっぺし」と励ましを送りながら一歩一歩立ち上がってきた。そんな彼らが魂の演歌を歌ってくれた。
今回は唱友会の阿部正栄会長以下6名の最強軍団による豪華演歌祭り。オープニングは、石巻の島津亜矢こと宍戸真美さんが「富士」で華やかに歌い上げた。その伸びのある歌声にあわせて、松扇舞 寿美さんの見事な踊りが彩りを添えた。やはり、うまかった。
2番手は会長の阿部正栄さんお得意の北島三郎ナンバーで「男の人生」を。そして鈴木長吉副会長が「海の匂いのおっかさん」を熱唱すれば、それに続いて、石巻の鳥羽一郎こと阿部嘉明さんが「海の祈り」を歌うと会場は、拍手と声援で興奮状態に。歌いながら会場の参加者一人一人と握手をかわしていく。被災地・石巻から避難してきている参加者と握手を交わしながら、目と目で互いの健闘を認め合っている。
やはり日本人の魂を揺さぶる音楽は演歌だな!と思わせるような光景が広がる。普段ほとんどしゃべらない利用者さんが、突然リクエストしたり、震災の苦労を思いやっては、涙を浮かべながら唄を聞き入っていた。司会進行役を努めてくれた演歌歌手の桑名優嘉さんも自身のオリジナル曲「二人の夜明け」を歌いながら会場の熱気に酔いしれていた。
当然のことながら激しいアンコールに応えて、「津軽平野」を全員で熱唱して感動的な「演歌の花道」が閉幕した。会場を後にする参加者お一人お一人の満足そうな笑顔が、演歌の底力を教えてくれた。
【第12弾】2012.0925 「ファイナルコンサート = 懐かしの青春ポップスをあなたに WINGビンテージ倶楽部バンド」
ファイナルコンサート
2011.3.11の東日本大震災。日本だけではなく全世界をも震撼させた1000年に一度と言われた大災害を経験して誰もが打ちひしがれた。毎日続く大きな余震の恐怖の中、4./7にも震度6の巨大地震が。完全に心が折れそうになった。それでも悲しみの中からみんな序々に気力を振り絞って立ち上がっていった。
社長の自宅のリビングに、もう何十年も弾いてもらってなかったフォークギターがあった。震災で崩れた家具や無数の食器類の下敷きになって、弦が切れボディが大きく傷ついた痛々しい姿で横たわっていた。それらをひとつずつ片 付けながら、「もう一度このギターで元気になろう!」という思いがふつふつと沸いてきた。
さっそく歌仲間の鈴木さんに話したところ、「是非何かやりましょう!」ということになり、6月にデイサービスにて「頑張ろう宮城 応援コンサート」としてフォークコンサートを開催したのが第1回目となった。少しでも大変な思いをしている利用者さんに励ましの力をと思って、にわか練習での演奏を披露したところ、思いがけずに大きな反響をいただいた。涙を流して聞いていただいた。一緒に歌っていただいた。河北新報にも「感動した!」と投稿までしていただいた。「音楽の力って本当に凄い!」と実感した。「こういうコンサートをシリーズでやっていこうよ!いろいろなアーティストの皆さんに来てもらおうよ!近所地域、そしてすぐ近くに建設されている震災のためのあすと長町仮設住宅の皆様にもご案内しようよ!」
そこから、この趣旨に賛同していただいた多くのアーティストの皆さんのご協力をいただき毎月のようにライブコンサートを開催することができた。東京からも高名なシャンソン歌手の白木ゆう子さんにもご協力いただいた。被災された東北の皆さんの復興に、少しでもお手伝いができればと、過密なスケジュールをこじ開けて駆けつけてくださった。ご恩は一生忘れない!フラメンコや創作太鼓、ロックや演歌、吹奏楽団など幅広いアーティストの生の演奏を聴いた方々は、「生まれて初めて目の前で、生の演奏を聴いた!」「夢のようだった!」「長生きしてよかった!」と本当に喜んでくださった。続けてきて本当によかった。
震災から1年半以上が過ぎ、長町界隈はだいぶ落ち着いてきた。津波で大きな被害を受けた沿岸地域はまだまだ復興には程遠いが、そろそろ長い復興と発展への新しい段階に入ったと言える。その意味からもこれまで11回にわたり開催してきた「頑張ろう宮城 応援コンサート」は今回の第12弾で区切りのファイナルコンサートとすることにした。
今回のファイナルコンサート終了後も多くのお客様から「次も期待しているからね!」「またやってくれるんでしょ!」「またやってー」と温かいお言葉をたくさんいただいた。音楽の力で人に元気を与え続ける活動はこれからも形を変えて続けてまいりたい。
WINGビンテージ倶楽部バンド
第12弾ファイナルコンサートは、"WINGビンテージ倶楽部バンド"が演奏した。ビンテージ=年代物、特別に価値のある という意味合いがあるように、50歳代のメンバーを中心とした年代物バンドである。ウィングの社長とその友人の鈴木さんの二人のバンドから始まった「頑張ろう宮城 応援コンサート」だったので、締めくくりのステージもこの二人を中心としたバンドで行いたかった。
メンバーは、リーダーでギター&ボーカルの鈴木利秋さん、ベースの飯田昭彦さん、ピアノ担当で紅一点の高橋佳代さん、ただ一人年代物ではないパーカッション担当のヤングマン伊深耕一郎、そしてギター&ボーカルのウィング社長、高橋一成の5人。60年〜80年代のフォークや和製ポップスを中心にオールディーズやビートルズも演奏する。
熱気!笑顔!涙!感動!のラストコンサート
開演の30分前からお客様がぞくぞくと入場される。長町地域にお住まいの方、あすと長町仮設住宅の皆さん、友人・知人、ヘルパーさんや関係事業者の方々などなど、遠くははるばる石巻、古川、登米からもお見えになった方もいた。ファイナルコンサートと聞いて、これまでの倍近いお客様が参加され、まさに会場は熱気で包まれた。ウィング3Fのホールにはこれ以上人は入れないだろう、というぐらいホールいっぱいのお客様。
手には本日予定されている演奏曲の歌詞カードが。青春時代に誰もが口ずさんだ、もしくは胸がキュッとなるような切ない思い出が詰まった歌ばかりだ。ステージ正面に飾られた虹の設営は、スタッフが苦労して作成してくれた渾身のバックパネルだった。青と白とピンクの風船で演出され、スポットライトに照らされたステージ。わくわくするライブが始まろうとしていた。
「只今より、頑張ろう宮城 応援コンサート第12弾 ファイナルコンサート 懐かしの青春ポップスをあなたに!を開演いたします!」の司会者の一声と共に、オープニング曲「スタンドバイミー」が始まった。
最初からノリノリのお客様。手拍子と歓声に、今日は熱いライブになることを予感させた。
バンドボーカルの社長より、これまでのコンサートの歩みが紹介され、今日のコンサートは皆様のリクエストから成り立っていることが伝えられた。 2曲目の「ヘイジュード」では、ステージ両脇のスタッフがペンライトを揺らしはじめた。いつのまにこんな演出の打合せをしたのか、初めて目にしたスタッフの動きに歌っている社長はやや戸惑いを感じ始めてていた。
3曲目の「神田川」に入ると、スタッフの意図がはっきりと見えてきた。
♪赤いてぬぐいマフラーにして 〜 二人で行った横丁の風呂屋♪ の歌詞の場面では、ステージの前で、洗面器を抱えてハンテンを着込んだ若い二人組姿のスタッフが登場。赤いマフラーを巻いて肩を抱き合う「小芝居」が繰り広げられた。会場は大爆笑!「ははあ、スタッフはバンドのメンバーに内緒で随所に盛り上げ企画を考えているんだな」毎日の忙しい合間を見つけては練習・打合せをしてきたにちがいない。ありがたいスタッフである。この先どんなパフォーマンスが出てくるのか。
「22才の別れ」「いちご白書をもう一度」「なごり雪」と懐かしいフォークの名曲が続く。「なごり雪」の最後には、紙吹雪が舞った。その頃にはもう会場は、バンドとスタッフとお客様がひとつになろうとしていた。
「翼をください」では、会場の皆様が大合唱をはじめた。つづいて加山雄三のヒット曲から「夜空の星」と「君といつまでも」が。「夜空の星」ではスタッフが巨大な金の星を上下左右に振り出して踊ってみせた。
「君といつまでも」のセリフには熟 年ファンが酔いしれた。まさにお 楽しみ満載、まるでスマップのラ イブのようだった。
趣きが変わってビギンの名曲が2曲。「涙そうそう」「恋しくて」。一転してしっとりとしたムードに酔いしれる。そしてコンサートは一挙にクライマックスへと突入する。
いよいよアリスの登場である。場内から「待ってました!」の掛け声が飛ぶ。「チャンピヨン」「冬の稲妻」には、ポンポンを持ったスタッフが飛び上がったりポンポンを空中に投げ飛ばしたりのエネルギッシュなパフォーマンスを披露する。場内は熱狂の渦。歓喜の絶頂になった。
全力で歌い踊った13曲。終了後にはもう「アンコール アンコール」の大コール。アンコールで披露された曲は、震災復興のために作られた名曲「虹を架けよう」だ。津波被害の大きかった沿岸地域の素晴らしさと大好きな宮城の復興を誓った力強い復興ソングだ。
♪ぼくらの大好きな宮城県に・・・虹を架けよう♪
♪ぼくらの大好きな東北に・・・・・虹を架けよう♪
スタッフが、AチームとBチームに分かれて、ステージ左右から、ロンドンオリンピックのなでしこジャパンの表彰式さながら、前のメンバーの肩に手をかけながら満面の笑みでステージ前を交差する。交差の瞬間には喜びのハイタッチ!お客様にもハイタッチ!手には7色のバンダナを巻いている。
今日を含めて12回にわたるコンサートを支えてくださったお客様に「ありがとう!」の横断幕も登場し、ラストはカラーテープがステージ一杯に投げられ感動と涙のライブが幕を閉じた。
ライブに参加してくださったお客様からは、感動のメッセージがたくさん寄せられた。 「今日ののライブ、素晴らしかったです!!歌はもちろんですが、スタッフの来客をもてなそうとする心配りが、そこかしこに感じられとても感動しました。ここは夢の国ディズニーランド?とさえ感じました。」
「今日は本当に素晴らしいステージでした。出演者、スタッフ、観客の全てが一つになってファイナルにふさわしい素晴らしい舞台でした。途中からはもう泣きそうでした。音楽ってすごいなあ。歌って力があるんだなあ。全身で感じることができて本当に感謝しています。今日は素晴らしい舞台を見ることができて本当に幸せでした。」
12回のコンサートを応援してくださった地域の皆様ありがとう!
これまで出演してくださった全てのアーティストの皆さんありがとう!
そして何よりも「感動を売る会社ウィング」を体現して全力で盛り上げでくれたウィングスタッフの皆さん、最高です。ありがとう!ありがとう!
そして、この歴史的なファイナルコンサートに集まっていただいた全ての皆様に、感動をありがとう!
またお会いできる日を楽しみにしています!