行動援護
移動介護の1つの類型で、知的障害又は精神障害により行動上著しい困難を有し、常時介護を必要な人が対象者としています。
サービスの内容は、外出時及び外出前後のサービスを主とし、外出前に、ご本人に不安を与えないような対応をしたり、外出時で問題行動等を起こしてしまった時の対応や外出中の身体的介護となります。
- 予防的対応
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- 初めての場所で何が起こるかわからない等のため、不安定になったり、不安を紛らわすために不適切な行動が出ないよう、予め目的地、道順、目的地での行動などを言葉以外のコミュニケーション手段を用いて説明し、落ち着いた行動が取れるように理解していただきます。
- 視覚、聴覚等に与える影響が問題行動の引き金となる場合に、本人の視界に入らないよう工夫するなど、どんな条件のときに問題行動が起こるかを熟知した上での予防的対応等を行ないます。
- 制御的対応
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- 何らかの原因で本人が問題行動を起こしてしまった時に本人や周囲の人の安全を確保しつつ問題行動を適切におさめます。
- 危険である事を認識できないために車道に突然飛び出してしまうといった不適切な行動、自傷行為などを適切におさめます。
- 本人の意思や思い込みにより、突然動かなくなる、特定のもの(例えば自動車、看板、異性等)に強いこだわりを示すなど極端な行動を引き起こす際に対応します。
- 身体介護的対応
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- 便意の認識が出来ない方の介助や排便後の後始末等の対応をします。
- 外出中に食事を取る場合の食事介助を行います。
- 外出前後に行なわれる衣服の着脱など、お手伝いします。