ごあいさつ

介護保険制度の施行から23年が経過し、世の中の動向も激しく、かつてない急速な高齢化の進展により、介護を要する高齢者の増加、医療ニーズの増加により家族介護を取り巻く環境が大きな社会問題となっております。

こうした中、在宅介護における介護職員、ホームヘルパーの存在が不可欠と言われる昨今、介護士の高齢化に続き、世界中で猛威を奮った新型コロナウイルス感染症により離職者数が増大となり需要は年々増しているものの、介護士不足が相次ぎ倒産、統合と人財難が続いております。

介護保険制定後も度重なる制度改正が行われ、報酬単価、時間短縮、軽度者の月額単位等あらゆる分野において、事業所、介護士が求めている介護事業にとっては厳しさが強いられております。 そこで日本ホームヘルパー協会より大都市である横浜の地に支部がないことへの疑問を抱かれ度重なる話合いを行ないました。

日本ホームヘルパー協会は、訪問介護員、関係職種との相互連携や情報交流を深め、業務における問題解決を図ることを目的としております。

現状の介護事業の中で、単独で行動を起こすことは無に等しく、日本全体で介護事業に熱い気持ちを持った方々の仲間入りをさせていただき、今後の介護事業の成否を分ける大きな要因となる人材の確保、育成、処遇については勿論のこと、利用者の生活が豊かになり、福祉が向上することで、訪問介護業務や訪問介護員の社会的評価の向上に繋がると考えております。

支部では、個々の意見を集約し、国への提言、意見交換会等への出席、日本全国からの研修講師の派遣、研修参加、情報交換会等さまざまな介護に関わることを目的としております。

また、これからの在宅生活において介護事業の中でもホームヘルパーの存在なしでは在宅介護が成り立たないことを多くの方々に理解してもらえるよう、現状でのホームヘルパーの立ち位置やイメージを払拭できるよう議論を重ね働きやすい環境作りにも力を注いでまいります。

 

日本ホームヘルパー協会横浜支部
会長 日高 淳

 

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