ご本人の個性を尊重しながらプロのスタッフがさまざまなニーズにお応えいたします

私が生まれた頃に、祖父が関節リュウマチを患い、やがて寝たきり状態となりました。その頃は、現在の様な公的な福祉サービスもなく、家族みんなで入退院を繰り返す祖父の介護をし、私も、小学校低学年の頃から寝たきりの祖父の排泄の処理をしたり、車イスに移乗し買い物や理髪店等へよく行ったものです。

その一方で小さい頃から「ものづくり」が好きだった私は、何の躊躇もなくず～っと建設工事に携わっておりました。バブルがはじけ建設業界が「不況業種」と言われ始めた頃、先行きを考えると少し不安を覚え始めておりました。やがて、マスメディアでは、2025年には団塊世代と云われる方々が後期高齢者となり、65歳から74歳の前期高齢者を含めると、何と全人口の30％が高齢者という世界でも類を見ない超高齢化社会になるという情報が流れ始め、これがいわゆる「2025年問題」として大きく取り上げられるようになりました。祖父の介護の経験もあった私は、今後訪れるであろう高齢化社会に向けて介護事業への切替えは、今振り返ると早い決断でした。

人のために働きたいと考えた私は、開業当初は全ての利用者様のお宅に訪問し色んな要望をお聞きしたり、昔とった杵柄で自らの手で住宅改修をしたりする事で徐々にご利用者様からの信頼も生まれ「ありがとう！」「助かった！」という感謝の言葉をいただけるようになり、その言葉が私にとって次へのステップに変化していくのを実感しました。

「狭いながらも楽しい我が家」とよく言われますが、殆どの方にとって「我が家」以外に真に気の休まる落ち着ける場所はないのではないでしょうか？できる限り「住み慣れた家」で暮らしていける様、私も微力ながら今後とも「縁の下の力持ち」となり続けたいと思います。

株式会社　青い鳥さぽーと企画
代表取締役　坂本眞司