
令和5年の新年を、お健やかに迎えられた事とお慶び申し上げます。
昨年は、新型コロナ感染が発生してから3年が経過しても変異株による感染拡大が続きました。当法人では、7月から9月にかけ4回目のワクチンを希望するご利用者様、職員に接種しました。重症化にはならなかったものの、かたくり荘ユニット棟での8月下旬から9月上旬までレッドゾーン体制を敷いたクラスター発生(入居者9名、職員9名)また、職員及び職員家族の感染等による出勤停止措置による就労者確保のため、度重なる勤務変更等、勤務者確保に上半期を通して大変苦慮しました。
中でもかたくり荘ユニット棟のクラスター発生では、ユニット棟の職員が感染による自宅待機となり、初めて法人の他事業所よりユニット棟への応援体制をとりました。これによりデイサービスであいを約1週間臨時休業としたことで、在宅のご利用者様にも大変ご迷惑をお掛けしました。また、朝日保育園では3月末から年度当初の4月中旬にかけて3回臨時休園となりました。
新型コロナ感染拡大の長期化による影響とロシアによるウクライナへの軍事侵攻などの世界情勢の影響により、原油をはじめとする石油製品やエネルギー、穀物等の高騰に加え円安による物価高が進む中、公的な基準価格の下で運営を行っている介護事業者や保育園事業においては、利用者負担への転嫁も出来ないことから事業経営に深刻な影響を与えておりますので、今後とも注視していきたいと思います。
新しく迎えられた令和5年は一時も早く新型コロナウイルスが終息し、平和で実り多き年になりますようにご祈念致します。
これからも地域の皆様に、信頼される「朝日ぶなの木会」になれるように、役職員力を合わせて頑張りますので、宜しくお願い致します。
社会福祉法人 朝日ぶなの木会
理事長 伊藤恒彦