看護小規模多機能型居宅介護
看護小規模多機能型居宅介護とは?
看護小規模多機能型居宅介護とは、下記のようなニーズのある方を支援するため、平成24年度介護保険報酬改定で創設された新しいサービスです。
・退院直後の在宅生活へのスムーズな移行
・がん末期等の看取り期、病状不安定期における在宅生活の継続
・家族に対するレスパイトケア、相談対応による負担軽減
<サービス提供のイメージ>
<利用者の自立度に合わせたサービス>
利用対象者
- 症状が不安定で頻回に状態観察が必要な人
-
医療機器を利用する方
胃ろう・ポート、腹膜透析等管理、カテーテル類の交換
※人工呼吸器除く - 退院直後で在宅医療に不安がある人
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リハビリが必要な方
嚥下訓練、車いすの移乗、歩行の訓練、排泄の自立 - 一般のデイサービスやショートステイ利用が困難な人
在宅での生活に不安がある、また家族への負担が大きいと思っている人 褥瘡などがある方
創傷の処置悪化防止認知症の方
重度認知症、若年性認知症状の方への看護介護相談終末期の方
苦痛の緩和、精神的な支援、看取り
サービスの内容
通所サービス
- 個人で集団で、趣味やレクリエーションとその人にあった時間をお過ごしいただけます。
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健康観察:一般状態観察、異常時の対応
医療的処置:胃ろう処置、人工肛門処置、褥瘡処置、点滴、医療的処置の技術獲得指導など
清潔援助:施設内の入浴機器を用いての清潔援助
食事援助:食事介助、胃ろうからの注入
排泄援助:トイレ誘導、おむつ介助
送迎:出迎え、送り出し準備
訪問サービス
- 終末期の方、認知症の方、在宅酸素をご利用中の方、褥瘡(床ずれ)がある方等のご自宅に看護師が訪問し、サポートします。
また、入浴、調理等の日常生活の援助は介護職員が訪問し、サポートします。 - 香風館で行っていることを在宅につなげる
健康観察、医療処置、清潔援助、排泄援助など
ケアマネのプランに沿って訪問 利用者への指導ならびに家族への指導、援助、手技の獲得。 体調悪化時の対応と医師への報告と指示対応。
- 健康チェック
- 起床時や就寝時のお手伝い(更衣、水分補給、移乗など)
- オムツ交換やトイレ誘導などの排泄介助
- 安否確認
- 服薬介助
- 配膳や下膳
- 掃除や洗濯、調理などの生活支援
宿泊サービス
- 通所サービス終了後の宿泊や、宿泊後の通所サービスの利用と いったご利用も可能です。
- 利用者様の身体状況に合わせて最適なサービスを提供いたします。
香風館にできること
- 医療ニーズが高くても地域で暮らすことができる
- 医療ニーズの高い人でも自宅退院がスムーズにできる
- 急性疾患合併でも入院せずに生活できる場合がある
- 在宅、地域で最後まで過ごすことができる
- 一人暮らしの人が入院せずに看取られることができる
- 家族が介護の犠牲にならず、仕事を継続できる
ご利用料金
基本料金(介護保険適用)
要介護区分 | 介護保険請求単位 | 1割負担料金 |
---|---|---|
要介護1 | 12,401単位 | 13,493円 |
要介護2 | 17,352単位 | 18,879円 |
要介護3 | 24,392単位 | 26,539円 |
要介護4 | 27,665単位 | 30,100円 |
要介護5 | 31,293単位 | 34,047円 |
その他の料金(介護保険適用外
項目 | 金額(税別) |
---|---|
宿泊費 | 1泊 2,000円 |
朝食 | 1食 300円 |
昼食 | 1食 500円 |
夕食 | 1食 500円 |
通い延長 (16時~20時) | 1時間 500円 |
オムツ・日用品等 | 実費 |
各種加算料金(介護保険適用)
加算の名称(★は区分支給限度基準額枠外) | 介護保険請求単位 |
---|---|
初期加算 | 30単位/日 |
認知症加算I | 800単位/月 |
認知症加算II | 500単位/月 |
若年性認知症利用者受入加算 | 800単位/月 |
退院時共同指導加算 | 600単位/回 |
緊急時訪問看護加算 ★ | 574単位/月 |
特別管理加算(I) ★ | 500単位/月 |
特別管理加算(II) ★ | 250単位/月 |
ターミナルケア加算 ★ | 2,000単位/月 |
看護体制強化加算(I) ★ | 3,000単位/月 |
訪問体制強化加算 ★ | 1,000単位/月 |
総合マネジメント体制強化加算 ★ | 1,000単位/月 |
サービス提供体制強化加算(I)イ ★ | 640単位/月 |
介護職員処遇改善加算(I) ★ | 所定単位数の10.2% |
介護職員等特定処遇改善加算(I) ★ | 所定単位数の1.5% |
理念・方針
基本理念
住み慣れた地域での生活を継続できるよう、利用者様の心身の状況や利用 者様の置かれている環境を踏まえ、その人らしさを大切に看護と介護の協働 で支援します。
基本方針
住み慣れた地域でいつまでも安心して生活が続けられるよう、24時間365日切れ 目なく対応できるサービスを提供します 少人数による家庭的な雰囲気や顔なじみの関係を大切にします 地域活動へも積極的に参加し、利用者様、地域の皆様と共に地域づくり、事業所作 りを目指します 非常災害対策、安全対策、感染症対策を行い、安心・安全な運営を目指します
運営方針
利用者が住み慣れた自宅、地域において終末期を含めた療養生活を継続することが できるよう、利用者の心身の状況を踏まえ、「通い」「泊り」「訪問看護」「訪問介護」を 柔軟にかつ一体的にサービスを提供する
サービスの提供にあたっては、居宅サービス計画書に基づき、健康上のニーズを適切に判 断し必要な援助を行う 看護サービスの提供にあたっては、主治医との連携を密に図りサーヒ゛ス計画に基づき心 身の維持回復を図り、緩和ケアにおいては、苦痛の緩和、精神的な支援を行う
ICT化による業務の効率化を進めて記録等にかかる時間を短縮させ、看護・介護業務 に専念できる体制をつくる 健康の維持・回復、異常の早期発見、人生の最終段階を支える視点を持つ人材を育 成するために、定期的に研修や学習会を行い、看護・介護の質の向上を目指す