音楽を用いた回想法により、人は自分自身の人生を見つめなおし、加齢により失ったものが多くとも、自分自身の存在にはなんら変わりがない、という大切なことを認識しなおすことができるようになります。そして、現在の自分自身を受け入れ、困難と向き合えることが出来るようになります。
また、音楽は体そのものにも働きかけます。「口を動かす」「声を出す」ことは、食事を食べる、という行為と直結するものです。口腔ケアが介護予防に大切であることは、言うまでもありませんが、歌を歌うことにより、心肺機能や腹筋などの内臓への効果が現れてきます。激しい運動ができなくなっている高齢者にとって歌をきちんと歌う(上手に、ではありません)ことは、身体機能の活性化に最も簡単な行為です。寝たきりの方でも、ほとんどの場合、「歌」は歌えるのです。
さらに、音楽に合わせてのリズム体操をすることも、身体機能の維持向上に大変有効です。いつもは「痛い」と上がらない手が、リズム体操によって、自然と上がっている、ということはよくあることです。これには、ご本人が一番びっくりされ、喜んでいらっしゃいます。
日中、デイサービスセンターに通っていただき、日常生活上のお世話や機能訓練を行うサービスです。
日帰りで通っていただき、入浴・食事のご提供・介護、生活等についての相談・助言、健康状態確認といった日常生活上のサービスや、機能訓練やレクリエーションなど趣味活動を行うサービスです。
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