ごあいさつ
デイサービス わたしん家 創設12周年を迎えて
本年、4月1日をもちまして、「デイサービス わたしん家」は、創設12周年を迎えることができました。そして、わたしん家から1年3ヶ月後の船出となりました「デイサービス ぼくん家」は、昨年、10周年の節目の年を経て、本年は11周年を迎えました。
これもひとえにご利用者・ご家族様のお力添えの賜物と感謝しております。
現在、大海原を穏やかに航海しているように見える両施設も、その航海は、決して順風満帆なものではありませんでした。
開設当時は「小規模デイサービス」として、柏市をはじめ、松戸市、鎌ヶ谷市、白井市等の近隣市のご利用者に恵まれておりました。しかし、介護保険制度の改定により、柏市指定の「地域密着型デイサービス」となり、新規の利用者が柏市民に限定され、他市の利用者の門戸が閉ざされてしまったのです。
今でこそ、私たちの理念であり、誇りでもある「地域密着」ですが、当時は、その美名も恨めしくも感じました。そのようなときに、救世主のごとく、私たちのデイサービスを支えてくださったのが、地域のケアマネージャーさんでした。「わたしん家・ぼくん家を必要としている方がいる」と、多くのご利用者を紹介してくださいました。このことを契機に、私たちの職務は “ご利用者とその家族様のため” さらに“紹介してくださったケアマネージャーさんのため”との気持ちが一層強くなりました。
地域密着型デイサービスとなったことにより、新たに松戸市民の受け皿として誕生したのが、私たちにとって3番目の施設となる「デイサービスわたしん家 松戸六高台」でした。
地域密着型の副産物として、誕生したこの施設こそ、地域密着型デイサービスの申し子のような施設へと育っています。
施設を運営することは、私にとって大きな重責でありました。その重責を大過なく、乗り越えられているのは、共に力を合わせてくれた職員という仲間がいたからです。
私たちの歩みは、1日1日が真剣勝負です。1日1日の積み重ねが1ヶ月となり、1年となっていきます。将来においても、その日々の積み重ねの中で、自然と次の節目の年を迎えられたら幸いです。
デイサービス わたしん家・ぼくん家を信頼し、愛情を注いでくださいましたご利用者・ご家族様、ケアマネージャーさん、そして職員に感謝いたします。これからも、大切な日々を共に積み重ねてまいりましょう。
スモールワールド合同会社
デイサービス わたしん家・ぼくん家
代表社員 坂本 芳明