ごあいさつ
この度はセントケア四国の事業内容につきまして、ご関心を賜り誠にありがとうございます。
私たちは、「ずっとお家で」をコンセプトに、住み慣れた街、住み慣れたお家で、ずっと一緒に暮らしていける環境を実現するために、介護を受けられる方だけでなく、生活を共にするご家族にまで、まるごとケアできる介護を目指しています。
「ケア」という言葉には様々な意味が含まれていますが、介護保険法の下で私たち介護事業者に求められるのは以下の3つのことです。
- ・健康に問題のあるお客様の状態の回復を目指すこと
- ・それができなければ、現在残されている機能を保つこと
- ・それらも難しければ、最期まで人として寄り添うこと
人は、活動し続けるかぎり、その機能を維持していくことが可能となります。
何らかの理由で活動が停滞した時に、機能が低下していきます。
たとえば、認知症のお客様は記憶の障害でご自身が困っておられます。それでも、豊かな感受性はしっかりと残されていますから、周囲の人たちの関わり方の変化によって、更に不安が掻き立てられて行動に支障が出てきます。
必要なのは、これまでと同じように人として寄り添いながら、その方の感情に働きかけることで、「あなたと一緒にいると安心できる」と感じていただくことです。心地良いと感じていただける関係性や環境を築くこと。そうすれば、活動を促すケアが可能となるはずです。
ご家族の皆様にも考え方を共有していただくことで、困っていらっしゃるお客様ご自身はお家の中に再び居場所を見出せますし、結果としてご家族の介護の負担も軽減されるものと信じています。
お客様の自立支援のためには、お客様ご自身による「活動」と、お客様にとっての「居場所」が不可欠です。
お客様の活動を促し、居場所をつくる支援を、プロとしての視点で提供していくのが私たちの役割です。
なぜ私たちがこの職業を選んだのか、その初心を忘れずに皆様からのお声に真摯に謙虚に耳を傾け、今後もより一層、当社の目標である「地域と人をむすぶヘルスケア企業」の実現に向けて、社員一丸となって自信と誇りをもってサービス提供に努めてまいります。
略儀ではございますが、ご挨拶かたがたご案内申し上げます。
セントケア四国株式会社
代表取締役社長 髙橋 都子