北村医院

禁煙外来(禁煙ノススメ)

当院では皆様の健康をお守りするため、禁煙補助剤を用いた禁煙外来を行っております。
喫煙は肺がんだけでなく、胃がん・食道がんなどの色々ながん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)(肺気腫)、動脈硬化症(心筋梗塞、狭心症、脳梗塞)、高血圧症、糖尿病、胃かいよう、メタボリックシンドローム、不妊症などたくさんの病気の発生・発症に係っています。これらのことは、タバコを吸っている本人だけでなく、煙り(副流煙)を吸ってしまっている周囲の人にも当てはまります。ですので是非とも禁煙しましょう。

治療の概要

内服薬(商品名:チャンピックス)を用いた保険診療です。薬を飲むことで吸いたい気持ちが抑えられていき、無理なく禁煙をすることができます。でも本人の”禁煙する”という気持ちが一番大切です。

禁煙外来の概要

治療期間は12週間、受診は全部で5回

初診 → 2週 → 再診@ → 2週 → 再診A → 4週 → 再診B → 4週 → 再診C

受診時に呼気中(吐く息)の一酸化炭素(CO)濃度を計測します。
(COは有害物質の一種で、タバコを吸わない人ではほぼ0ppmですが、喫煙者では増加します。有害物質を体の中に取り込んでいるということになります。でも禁煙すると0ppmに近づきます。)

費用

(3割負担の方で、1か月あたり診察代と薬代を合わせて)5800〜7400円(初診時が高く、以後少しずつ安くなります)
12週間で約21000円。
成功率 75% (当院での通算の成績です)

ピロリ菌の除菌

ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の中にいる細菌で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃癌、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病などいろいろな病気の原因になります。ピロリ菌を除菌することでこれらの病気になるリスク(危険性)を低減させることができます。前述の病気の時だけでなく、最近は”慢性胃炎(萎縮性胃炎)”に対しても除菌が保険診療で出来るようになり、将来の胃癌予防のために積極的にピロリ菌の除菌が行われるようになっています。

ピロリ菌除菌の実際

  1. 慢性胃炎(萎縮性胃炎)であることの確認 胃カメラを実施し、慢性胃炎(萎縮性胃炎)であることを確認します。
  2. ピロリ菌の確認 慢性胃炎(萎縮性胃炎)が確認された場合、次のどちらかの方法でピロリ菌の確認を行います。
    ・生検法:胃カメラの際に胃の粘膜組織を数か所採取してピロリ菌の有無を確認します。
    ・尿素呼気試験:空腹の状態でピロリ菌と反応する薬剤を服用し、呼気(吐く息)に出てくる物質を測定することでピロリ菌の有無を確認します。
  3. 除菌(一次除菌) ピロリ菌が確認された場合、飲み薬を使ってピロリ菌を退治(除菌)します。胃薬(胃酸を抑える薬)1種類と抗生物質2種類を1週間内服します。
  4. 除菌成否の確認 除菌終了後8週間以上経過したら、上述の尿素呼気試験を用いて除菌の成否を確認します。ピロリ菌の存在が確認されなければ、除菌成功で治療は終了となります。除菌が不成功であった場合は二次除菌に移ります。
  5. 二次除菌 二次除菌は抗生物質が1種類変更になりますが、一次除菌とほぼ同じ方法です。内服期間は7日間です。
  6. 二次除菌成否の確認 二次除菌終了後8週間以上経過したら、尿素呼気試験で二次除菌の成否を確認します。

予防接種 (下記の予防接種が可能です)

  • 全年齢対象 季節性インフルエンザ
  • 高齢者(65才以上) 高齢者肺炎球菌ワクチン
  • 小児

健康診断

各種健康診断を承ります。実施する検査項目によって料金が異なります。また、実施できない曜日もありますので、お電話にてお問い合わせ下さい。